[ STORY ]
 
 
 
『 妖鳥女<ハルピュイア> 』   
               文章:梟    挿絵:雁
 
 
「離せ! 離せよ!! この化け物!!」
 
 少年は必死に足掻くが、身体はしっかり押さえこまれている。
 少年の上に乗っかっているのは、全裸の女。背中に巨大な翼が生え、にたりと笑う唇の端から鋭い犬歯が覗かなければ、少年から化け物呼ばわりされることもなかっただろう。少年は、一人で村を遠く離れたところを「彼女」によって連れ去られたのだ。
 女怪は自分の獲物をとっくりと品定めする。肌は白いが、みるからにやんちゃで生きのよさそうな少年。歳の頃はようやくあそこに毛が生えたかというところ。自分の尻にあたる固い感触からすると精通は済んでいるらしい。彼女の鋭敏な嗅覚は、少年の股間から漏れる微かな「雄」の臭いを捉えていた。彼女の目的のためには、獲物はちゃんと子種の汁を吐き出せる年齢になくてはならず、あまり育ちすぎていてもいけない。彼女一人では手に余るからである。今回は、上物を引き当てたようだ。  なんとか振り払おうと少年が振りまわす腕を、掴み取り地面に押しつける。女は身体を乗り出し、少年の顔のすぐ近くまで自分の顔を寄せる。凶悪な光をたたえた眼と、剥き出しになった鋭い牙に、少年の顔が恐怖に歪む。
 
『く、食われるっ……!』
 
 少年がそう思ったのも無理なかった。しかし、食われるは食われるでも、意味が違ったのである。
 少年からは見えないが、女の尻、ちょうど尾底骨のあるあたりから長い「尻尾」が伸びている。その尻尾は先端がやや膨らんでいて、縦に裂けており、それは象の鼻のようにパクパクと開閉するのである。その尻尾、というより触手が少年のズボンの裾を器用に掴むと、一気にズボンをむしりとった。
 
「ひゃうっ……!?」
 
 突然、自分の下半身が剥き出しになったことに少年は驚愕するが、それを恥ずかしがるよりも早く、女怪物の唇が、彼の唇をふさぐ。女の舌が、少年の口内に差し入れられ、彼の幼い舌に絡み付く。少年のほっそりとした脚は、女から逃れようと無駄に大地を蹴る。しかし、初めてのディープキスが与える淫らな刺激に、少年の可愛らしい茎は見る間に充血し、少年のもがきに合わせて、女の尻をピシャピシャと叩く。
 少年の抵抗が徐々に弱まり、その頬に桜色の血の気が上り始める頃、ようやく女は、少年の唇を解放した。少年は潤んだ瞳で、化け物と呼んだ女の顔を眺める。下準備はよし。これからが本番であり、たっぷりと「食べちゃ」わなくてはならない。女怪物の尻尾が、するっと前に回り、少年の半開きの唇にスルリッともぐり込む。
 
「んんっ! んぐっんんんんんんんん!!」
 
 少年は慌てて、自分の口の中でのたくる触手を吐き出そうとするが、触手はぐねぐねっとうねりながら口腔の奥に這いずり入る。少年が触手に気を取られている間に、女は腰を持ち上げて、少年の幼茎に狙いを定める。その秘裂は、種を搾る悦びと興奮にだらだらと愛液を垂らし、食虫花のごとくぱっくりと口をあけている。女がぐいっと腰を下ろすと、ヌチャリッと音を立てて、剛毛の下の淫唇が少年のモノを飲みこむ。
 
「………んふっ!?」
 
 自分の下半身を襲う未知の感触に少年は混乱する。女怪の肉洞は、そこだけでまるで別の生き物のように少年の男根に絡み付いてしごきあげる。
 
「んひぃっ!!」
 
 女が腰をひとゆすりしただけで、少年の未熟なペニスには強すぎる刺激が与えられる。しかし、女怪物にとって、少年との行為は本能の産物にすぎない。性交ではなく、交尾なのだ。そこには、少年を慈しんだり愛おしむという感情は介在しない以上、女は手加減無く少年の幼い竿をむさぼり始めた。大腿と腰の筋肉を駆使して、腰を大きく上下に躍動させる。少年の陰茎は、激しく肉筒に舐めしごかれるうちに、ぐりっと包皮が向けて、愛らしい亀頭が剥き出しにこすり上げられた。
 
「んぐっくっっっ!!!」
 
 声にならない悲鳴をあげ、少年の身体が痙攣する。腰が震えるたびに、幼いペニスは白いミルクを女の胎内に吐き出した。激しい衝撃に、少年は白目を剥き、触手に犯されている口の端から涎がとめどなく流れ落ちる。
 しかし、少年の絶頂を受け止めても女の腰は止まらない。2回目、3回目、4回目……。少年の命の雫を枯れ果てるまで噴き上げさせる。女の触手は、すでに少年の口を離れ、菊門を蹂躙していた。
 
「いひぃぃっ!!」
 
12回目の射精が、少年の尻を震わせた。
 
 
妖鳥女<ハルピュイア>
 人間の身体に羽を持つ怪物。雌しかおらず、繁殖には他の生物の雄を使う。1度に30から40の卵を産むため、捉えた生物を数日に渡って犯しつづける。並外れた色欲を持っているので、もはや、繁殖に必要な分の子種を集めた後も、雄を死ぬまで弄ぶ場合が多い。
 
 

 
梟様のリクエストにお応えしたら、ものすごい勢いで文章をつけてくださいました。今回はリョージョクですよリョージョク! 濃い目の女怪が少年レープするザマス!! キョワーーー(興奮しすぎ)

ちなみにハルピュイアは例によってギリシア神話に登場する怪物ですが、もともと死を司るハゲタカの化身だそうで、系統的にはエッダに登場するワルキューレなんかの親戚に当るようです。しかしかたや萌えキャラ、かたや雑魚モンスター。この差は一体なんなのでしょうか? やっぱり乳ほりだしてるのがマズかったのかもしれません。貧乳で恥ずかしげに「…あんまりジロジロ見るな(赤)」とかやったら日本でもブレイクできただろうになあ。

なお、このページの著作権は梟様がお持ちなので 本人に無断での転載はご遠慮願います。 絵だけなら全くの無問題です。
 
動画 アダルト動画 ライブチャット