[ STORY ]
                                   文章:梟
 

   数10m四方の堅固な石造りの部屋。天井は高く、窓はひとつも無い。ただ、壁面にかけられた何本もの松明の明かりが部屋を明るく照らしている。
 部屋の床には奇妙な物体が整然と並んでいた。細い台上にうつ伏せに寝かせられた全裸の女達。100人近くはいるだろう。彼女達の四肢は台の脚に鎖でしっかり固定されており、ちょうど、前屈みで尻を突き出す格好で身動きできないようになっている。尻の方から見れば、秘部から肛門にかけて全て目に収めることができる。まるで、商品を陳列しているかのような、そんな光景だった。
 彼女達は年端も行かぬ少女から、豊満な色気をたたえる熟女まで年齢、容貌、体格等、様々で、中にはエルフや獣人族と呼ばれる亜人間の女まで含まれている。ただ、共通しているのは、どの女も美しく、そして屈辱、絶望、悲嘆の表情に満たされているということだった。
 耳障りな軋みと共に、部屋の正面にある金属製の大扉が開いた。女達の表情が一様に恐怖と絶望で歪む。扉の奥の闇から、染み出すように巨大な影が染み出てきた。獅子の巨体がしなやかな動きで、部屋の中央に進み出る。魔獣マンティコア、その禍々しい姿が自分達の傍を通るだけで、何人かの女は失禁し、又は気を失った。しかし、それは序曲に過ぎなかった。さらに、扉の奥から、もう1頭、いやさらにもう1頭………6頭の魔獣が部屋の中に入り終わると、扉は再び耳障りな音を立てて、ゆっくりと閉まった。
 6頭のマンティコアは、並べられた女達の間を悠然と徘徊して回った。それは市場で品物を見定める商人と奇妙なまでに似通っていた。その内、1頭のマンティコアが歩みを止めた。固定されている女の一人にゆっくりと近づいていく。長い黒髪とほっそりとした身体を持つ、まだ10代半ばにも見える少女。彼女は近づいてくる魔獣をこれ以上は無いというぐらい見開かれた瞳で凝視した。
 
「あ……あ…」
 
 極限まで高められた恐怖に声さえでない。魔獣のペニスが猛々しく膨張し、その先から粘液を滴らせているのを認めたとき、少女の全身から力が抜け、長い黒髪と一緒に頭が床の方に傾き垂れた。失神したのである。マンティコアは少女の反応をまるで気にすることなく、少女の肉体の品定めを始めた。突き出された尻に顔を近づけ、肛門から秘裂、太腿まで仔細に見分する。さらに腰から胸、容貌にいたるまで、少女の周りをゆっくりと回って検めていく。そして、再度、尻の方に廻ると、長い舌を伸ばして、少女の秘唇をゆっくりと舐めほぐしにかかった。少女の固い裂目にしっとりと露が滲み始め、わずかに充血して口が開いてくると、マンティコアはゆっくりと台の取っ手に前脚を掛け、少女の身体に覆いかぶさった。そして、肉茎を静かに秘唇にあてがうと、一気に刺し貫いた。
 
「…………!!!」
 
 少女の上体が反り返り、激しく痙攣する。絶叫が声にならず、ただ激しい吐気だけが蕾のような唇から噴き出した。マンティコアが激しく腰を振り出すと、少女の上体はまるで壊れた人形のように前後左右に激しくのたうった。少女の足元に股間から流れ落ちた鮮血が水溜りを作っていく。魔獣が腰を突き上げるたびに、美しい黒髪が宙を舞い、全身から噴き出す汗が飛沫となって雨となった。
 マンティコアは、少女の苦悶と痙攣を明らかに楽しんでいた。ひときわ深く男根を突きいれて、少女の子宮口にその先端をねじ込む。
 
『グアォォォォ!!!!!』
 
 雄叫びと共に、グビュッ、ブビッと少女の胎内に汚液をぶちまける。少女は、今度は本当に悶絶した。



 女達が獣交の嵐に責めさいなまれる光景を、別室で冷ややかに眺める一群の人間達がいた。
 
「A−32番、射精を確認」
「あれで仔を孕めるのか? あのままでは壊れそうじゃないか」
「基準はクリアしていますよ。それにマンティコアは見かけ以上に高い知性を持っています。お気に入りを壊してしまうことは、まずありません」
「まあな。人間以上に女の好みにうるさい上、個体毎に嗜好がバラバラだときている。交配相手の収集と選定に苦労するよ。その点、ミノタウロスは楽なんだが」
「今回の繁殖は十分希望が持てますよ。すでに4体が『花嫁』を見つけています」
 
 彼らの正面に置かれた巨大な水晶球には、赤毛の豊満な女性が、何度も絶頂に達しながら魔獣に犯されている姿が映し出されている。
 
「あの女などは、『夫以外に犯されるぐらいなら死ぬ』と息巻いていたのに。マンティコアの針にかかればどんな貞女もイチコロだな」
「しかし、けなげというかなんというか、夫の名を呼びながら悶えていますからね」

『ああっ、あなた、あなたぁ! またっ、またいっちゃうっ!! もっと激しく、激しくぅ!!! ………あっ、熱いっ! 出てる、出てるのぉ、一杯、一杯ぃぃ!! ………いひぃっ、もうダメッ、う、動かないで! 許してっ、許して頂戴……』

「皇帝の御意では、軍事用魔獣の規模を倍に拡大だからな、当分、忙しくなるぞ」
 
 ケドラスの魔導師達は、水晶球の映像を消して、新しい魔獣育成の計画書のページを繰り始めた……。
 
 

 
 
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